お金を借りるときの実質年率を考える

お金を借りようとするとき、まず、気になるのが金利についてでしょう。
この金利とは、返済するときの利息のもととなる利率です。
しかし、実際にお金を借りることになると、金利以外にもかかるものがあります。
それは、手数料や印紙代、保証料といった経費がらみのお金です。
そこで、これらをすべて含めた金額を年率に換算したものを実質年率と呼ぶわけです。
利用者側が、業者の提示するどの数字を参考にすればよいか分かりにくいので、消費者金融業者などでは、利用者に金利について伝えようとするときは、この実質年率を用いて説明することが義務づけられています。
それは、利息制限法という法律においても、この実質年率を金利としての表示に採用しているからです。
統一してわかりやすくしておかなければ、利用者にも不安を与えてしまうということです。
もし、金融サービスにおいて、年利12.0%、保証料3.0%、手数料1.0%といった表示がなされている場合は、実質の年率は16.0%と換算して考えるような習慣をつけることが大事です。
消費者金融では、実際に支払う利息の合計は、借入残高×実質年率÷365×借入れ日数という日割り計算で決められることが多くなっています。
大きな額の借り入れをする場合や、長期間の借入れをする場合などは、まず、金利の低いローンを利用すると返済額が小さく抑えられることになります。
この実質年率のほかに、アドオン金利というものが提示される場合もあります。
返済ごとに借り入残高が減っていくようにするのが実質年率ですが、アドオン金利の場合は、計算のうえでは、借入残高が減らないようにしてあるので、見方も変えていかなければなりません。